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提言 - 社会人教育 教師のための学校  
 


 

 

 

社会人の中で教員は人に頼るということことがしにくい職業です。教える立場にある以上は自立しているのが当然、という社会的規範があるからです。そのため、教員が自分の専門や教育方法について研鑽できるような機会は限定されてきました。

しかし、社会が様々な意味で流動化するにつれ、教えるべきことも時代に応じて変化していきます。知識も教え方も絶えずブラッシュアップしていかねばならなくなってきました。また「社会ルール」が見えにくくなる世の中で、学級崩壊が進んでいます。そのまた一方、国際競争激化の中で、教育の必要性が声高に叫ばれています。こうした様々なプレッシャーの中で働いていかねばならないのが現在の教員の姿と言えるでしょう。

私は教員の方々にこうした社会のひずみの全てに責任を委ねるべきではないと考えています。なぜなら教育とは社会的なものであり、総体としてサポートするべきだからです。つまり、教員の方々を側面支援する仕掛けが必要になっていると思います。

一つの例を言えば、教師のための民間セミナーがもっと開催されても良いと思います。専門教科について、社会のトレンドについて、そして教え方について、世の中で最も優れた教材で自分を磨くことができる講座を充実させていけないものかと思います。それはそのまま教育の質の向上につながることになります。悩める教員の方、そして、学習することに対して自費を払っても良いと考える人は全国に大勢いるはずですから、ビジネスとして必ず成り立つと思います。

教員の方がこうした自主トレーニングを積むことは、教育の質を高めるだけでなく、学校の質自体を高めるものと期待されます。すなわち、学校も優秀な教員が増えればサービスレベルをアピールしやすくなり、結果として学校間の競争が発生していきます。サービスの意識が高まれば、学校としてもより組織的な形で質の改善を図るようになるという わけです。

(2007.3.20)