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Job-Management (6) 時間単価を認識する CACAO TOWN
 


 

 

 

時間の価値を金額に換算してみる

時間は非常に貴重なものです。それは単にビジネスを効率的に行うだけでなく、プライベートな部分も含めて人生に対し様々な可能性を与えてくれるものだからです。その時間を有効に使うために有効な手法の一つがが時間単価を認識することです。簡単に言えば、自分やチームの人たちがいくらのコストをかけて、どのような成果を求めているかを時間単位で考えてみることです。

具体的には次のように行います。まず、自分の給料を働く時間数で割り返してみます。例えば年収600の万円の人を例にとります。年間の労働日数は220日程度、一日の労働時間は9時間とすれば、時間単価は3030円となります。この金額が計算できたらそれをベースに色々な活動のコストを考えて見ることができます。

例えば会議。会議は関係の薄い人も含め、だらだらと続くことが少なくありません。しかし、10人の人が1時間会議したらそのトータルコストは大体3万円かかっていることになります。それを6人、40分で行うことができれば、トータルコストは12000円となり、18000円が節約できます。この18000円をより有効に使えば全体の資金効率は格段よくなるはずです。このように金額で見ることにより、無駄な時間の使い方がより明確に意識されるようになります。

また、より長期的な視点が求められるビジネスでも応用が可能です。そのビジネスに延べで何時間の人手がかかっていたかを計算し、そこからあがる収益と比較することで効率性を計ることができます。例えば週に2回訪問を要する顧客の場合、年間の総時間は

 平均2時間/日 x 2日 x 50週 x = 200時間 です。

年収が600万円の従業員の場合、営業経費等を含めると年間1000万円くらいかかることが多いので、時間単価は約5000円とすれば、年間の人的経費は約100万円かかっていることになります。従って、最低でもこの顧客からは年間100万円以上の税引き後の利益が上がっている必要があるというわけです。

ところで人件費削減はどの企業でも言われることですが、単純に全体の頭数を減らせば必ず負担がかかりすぎるセクションが出てきます。また、ビジネスにとってクリティカルな業務であっても、そうでない業務と同じように手をかけられなくなり、トータルで見て大きな支障をきたすことも考えられます。しかし、上記の方法を応用すれば、個別の業務ごとにかかる経費と生み出される価値(粗利益など)を対比することができ、無理のない適切な人員配置が可能になるのです。

ちなみにリストラの多くは余剰人員や非効率を長年溜め込んできた証です。普段から適性配置を心がけていれば、突然リストラをアナウンスして従業員に迷惑をかけるような確率を減らせるでしょう。