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注目の発言 本田 宗一郎 本田技研工業創設者 知識と経験 | CACAO TOWN | ||
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僕は本を読むのが嫌いだ。極端な言い方をすると、本というものは過去のものしか書いていない。僕は、本を読むと、それにとらわれてしまって、何だか退歩するような気がしてならない。 ・・・人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なものは試したりであると僕は思う。・・・ありふれたことだけど、失敗と成功はうらはらになっている。・・・やっているだけ知っているということだ。・・・本に書いてあるから大丈夫やれといって指示するのと、おれがやってみて大丈夫だったからやれるというのとではやる方も全然感じが違う。 <ざっくばらん> ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ホンダがまだ一介の町工場に過ぎなかった時代から、本田宗一郎はみかん箱に乗って我が社は世界を目指すと従業員に檄を飛ばしていたという。その壮大な夢は後日現実化されていくわけだが、そんな中で彼の視点は一貫して生身の人間に置かれていた。例えば市場がないところに市場をつくるのがパイオニアの役割、それを実現するには社員が心底やりたい仕事に打ち込める環境が必要である(世の中にない技術の開発などにつながる)、という信念に基づき失敗をほめるカルチャーを作り上げた。と言っても、日常の小さなミスや失敗の繰返しには本気で怒りをぶつけた。この意味で学習するということの本質をつきつめた人であったと言えよう。 引用部分は知識と経験についての本田氏らしいコメントである。知識などは周りの人間からいくらでも得ることができる。その知識を活用できる力があるかが肝心だというわけである。また、パイオニアになるためには、学んだ知識は基本的に過去のものであるという意識が必要で、物知りは新しい環境の前には無力であり、むしろ知識が考え方を規定しているだけ危険性も大きいということを述べている。勉強好きの人は時間を惜しんで多読したりするものだが、そこに費やすエネルギーの量が大きいため、本人は達成感を持ちやすいのだが、上述の「試す」という観点からは確実に時間配分が減少してしまう。自分がこのような罠にはまっていないか一度点検してみることが必要かもしれないと感じた。
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