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【特別企画】 悩める公務員の方へ  
 


 

 

 

公務員は今、受難の時代です。

20世紀に行われた国債・地方債の乱発により、21世紀に入っても国も地方も借金漬けとなっています。国際競争の激化は地方の地場産業を衰退させ、少子高齢化は消費の停滞による税収低迷と医療福祉の予算増大を招いています。このため、財政は硬直化し、行政サービスのための予算はなかなか確保できません。

借金返済のためのリストラやアウトソーシングに奔走する行政と、ますます厳しくなる市民の監視の目。この間にあって将来への不安を感じているのが多くの公務員方の実態ではないでしょうか。

しかし、上記のトレンドは加速することはあっても戻ることはないでしょう。このことを踏まえ、転身を考えている人も、そうでない人もここで真剣にご自身のとるべき道について考えることは決して無駄なことではないと思います。実は筆者にも10年の行政経験がありますので、それを踏まえてアドバイスを差し上げたいと思います。

まず、このまま行政で尽力することを心に決められている方は、行政の将来像を自分なりにイメージし、そこで活躍できるスキルやアイデアを常に蓄え力をつけていくことが必須でしょう。例えば財政状況の改善のために国や自治体がとっていくであろう施策を想像してみましょう。民間へのアウトソーシングが進む中で、行政として必須の業務として残るものは何でしょうか。もしかすると海外の事例が参考になるかもしれませんね。先進的な事例(海外の住宅政策はどうなっているか?環境政策は?観光政策は?などなど)を調べ、それを現在の状況と比べてみればすべきことがいくつか明らかになるでしょう。そこで必要な知識を勉強しておくというのも一つの方法です。

また、税収を上げるための施策も自分なりに色々とアイデアを貯めておくのも良いでしょう。例えば観光が産業振興の柱になると見込むなら、そうした産業の動向について勉強し、どうすれば海外の人が来てくれるのか考えて見ましょう。企業誘致なら、最新のトレンドが何なのかを把握しようと努め、ともかく発送してみることが大切です。次回の異動の際に「自分にはXXのアイデアがあるので異動したい」というのと、そうでないかでは希望がかなう可能性は大分違うと思います。 こうして積極的に自らのキャリアを自分で切り開き、行政をリードする人材となりましょう。過去の経験では対応できない事例が増える中、イニシアティブをとれる人材は、これまでのような学歴主義を超えて、大きな社会的意義ある仕事をまかされる可能性が高くなるでしょう。

次に、転職したいと考える人へのメッセージですが、最初に言いますと、民間への転身は極めてハードルが高いのは覚悟した方が良いでしょう。民間企業からしてみれば、人材の流動化で中途採用の候補者にはあまり困っておらず、ビジネス経験のない人を会えて採用しようとする理由が見当たらないためです。しかし、転身はもちろん不可能なことではありません。自分の強みを鍛え、それをきちんと説明できるのであれば、チャンスはあるのです。しかし、それは企業として是非活用したい特別なスキルであることが求められます。従って、転身を希望する人はそのような スキルが何であるか見極め、更に企業に勤める人の何倍もの努力をしてそれを磨くことが求められるでしょう。また、民間はスピード感や結果責任が役所とは段違いに厳しいですから、仮に転身に成功してもそれなりにハードな生活が待っていることは覚悟する必要があります。ただし、経験者として言わせてもらえれば、選択肢が大いに広がりますので、自分で道を切り開きたい人には向いていると思います。

現在の公務員の悩みは社会が変革している中で発生している社会問題の一つです。 CACAOTOWNでは引き続きこの問題を取り扱っていくつもりです。ご意見がありましたら下記までどうぞ

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