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なぜ今マーケティングなのか  
 


 

 

 

グローバル時代のビジネスではマーケティングがキーになる

現代とは経済のグローバル化が進んだ時代です。ここでは資本・人・物が自由に動きまわることができます。このため、まず、モノはコストの低いところで効率的に生産され、価格の高い市場に流入していきます。生産拠点が移ると人の流れが起きて、技術移転も進み、利幅の大きな産業には世界中で企業参入が起きます。この流れに対し潤滑油のような働きをするのが世界の市場間を自由に動き回る巨額のマネーの存在です。

こう考えていくと、国内だけを見ていた企業というのはより効率的で低コストの企業に狙い撃ちにされていると言えます。そこで多くの企業は対抗策として顧客との密着度を増そうと営業力を強化しますが、その結果過当競争が起きてしまうのです。コスト低減策も多くの場合競合企業に追従され、日を追うごとに利益率は低下していきます。こうした中で、売上げと収益を両方同時に達成するためには、付加価値というものを真剣に考えて行かざるを得ません。

では、もう少し基本立ち返って付加価値とは何か考えて見ましょう。それは客の側から見て、その製品・サービスに対して喜んで支払ってもよい金額のことを指します。必要経費としてしぶしぶ出すのではなく、喜んで払う というのがポイントです。一方企業の側から見れば、付加価値とはコストに十分な利潤を乗せることができるような、製品・サービスが持つ特性のことを指します。つまり、付加価値があるという場合、企業は利潤を得、しかも顧客は満足している という状況が成立しているのです。

マーケティングとは付加価値をつくり出す活動のこと

実は、その付加価値を高める方法こそがマーケティングです。先ほどマーケティングとは@売れる仕組みをつくり、A継続的に利益を上げ、Bさらに顧客が満足する、ということを可能にするアクションだと申し上げましたが、この3点が語っているものをよく考えていくと、それは付加価値の創出に他なりません。グローバル時代にマーケティングがキーになるとはそういう意味なのです。従って、これからのビジネス環境の中で成功するのはマーケティングの機能をいかに高めていくかということに注力する企業であるといって間違いないでしょう。

ものづくりのための技術というのも確かに重要なのですが、技術力と付加価値というものはまた別なのです。技術を付加価値に転換していくことができなければ、生産者の論理を振りかざす企業になりかねません。やはりマーケティング機能というものはどの会社においても重要なものなのです。

マーケティングと顧客満足