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リアルワールド - 液晶テレビ | |||
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テレビはすっかり液晶とプラズマなどの薄型タイプが主流となりました。世界中で大型フラットテレビへの置き換えが急速に進んでいます。 さぞかし業界は活況を呈しているかと思えばさにあらず、利益がついてきません。これはテレビ自体の性能差が縮小したため、メーカー間で大型化競争、価格競争のフェーズに突入したためです。かつてのDRAMの開発競争にも似ています。こうした体力勝負の中でビクターやパイオニアなど中堅企業は巨額の投資を改修できず青息吐息の状態となっています。 では、中堅企業にこの市場で勝ち目はないのでしょうか。私は決してそんなことはないと思います。キーワードはもちろん付加価値、そして差別化です。顧客のニーズを徹底的に分析してより中にない商品を出すことです。子供用運動靴の世界で、「俊足」という商品が飛ぶように売れているそうです。この商品の売りは体育の徒競走でトラックを走るときに効果を発揮するため、左右不均等に裏底を加工してあることだそうです。子供も納得する機能を付与したことで、子供が親にねだる、親も子供の気持ちに応えたいから買ってあげる、というヒットのツボに入りました。 このように気持ちを汲んだ商品であれば、指名買いとなり価格競争とは距離を置く事ができます。それではフラットテレビの場合はどうすればよいでしょうか。 例えばですが、私はスピーカーだと思います。ビクターやパイオニア、三菱はスピーカーのブランドとしては知名度も品質感も高いわけですから、「極上の音を奏でる」テレビを開発すれば団塊世代を中心に需要開拓ができると思います。三菱なら「ダイヤトーン」という懐かしいブランドを全面的に打ち出していくのです。こうすれば韓国や中国の企業と価格で競争する必要はなくなります。是非違う角度から攻撃する習慣を身に付けたいものです。 2007.06 |